「鋳物」の持つ魅力と、その可能性。

鉄などの金属素材を高温で液状に溶かし、型に流し込んで成形を行う。この鋳造という方法で製造される金属製品を「鋳物」と呼びます。プレスや削り出しなど、他の金属加工手段に比べても、鋳造ははるかに柔軟な成形が可能です。それだけに鋳物は、他では真似の出来ない自由度の高さと、様々な用途に展開出来る可能性を有しているのです。鉄という素材の魅力を、最も幅広く引き出す事の出来る成形手段。それが鋳物の最大の魅力です。

ここ中国山地は、鉄の故郷でした。

私たち友鉄工業が本社を構える広島市安佐北区可部は、古くは16世紀から知られた「鋳物の町」です。鋳物づくりに必要な砂鉄と、豊富な木炭。その双方を提供してくれる中国山地のもとで、私たちは数百年もの間、鉄とともに「文化」を守り続けているのです。私たちは文化と歴史の担い手としても、この鋳造という事業を育て続けていきたいと願う企業なのです。

お客様のパートナーとして生まれる新材質、新素材

構造材料、機能材料、景観材料等をはじめとして、鋳鉄の用途、ニーズは多岐にわたっています。私たちはこの個別のニーズにお応えしています。溶接性の良好なダクタイル鋳鉄、高硬度の鋳鉄、耐食性、耐熱性の高い鋳鉄、超厚肉のダクタイル鋳鉄、いづれも従来の規格を越えてお客様のニーズにお応えし共同で開発させて頂いたオリジナルの新素材、新材質の一例です。

「本物」指向、「自然」指向

21世紀を迎え、「模倣」、「人工」から「本物」「自然」が求められる時代になってきました。歴史あるヨーロッパの街並みには、多くの「鋳物」製品を見ることができます。私たちは「本物」素材として、自然界に豊富にある「鉄」資源を、「かたち」にしていきます。河川護岸自然工法型鋳鉄パネル「鋳田籠」は、そんな思いから生まれた新製品のひとつです。


鋳鉄製パネル枠「鋳田籠」
山口県防府市 西金寺川